SERAのページ
 
1992年モデル  後期モデルです
コンパクトカーには珍しいガルウイングドアの車です。
・・・最近では珍しい車になってきたので、ページをまとめてみました・・・
 


































 

























 

前から見た所。

ライブサウンドシステム、
ABSブレーキ(後ろブレーキがディスクとなります)、
寒冷地仕様、
4速のトルコン式オートマチックなどを実装してあります。
















 
 























 

写真のように、ドアの開口部がかなり大きいので、乗り降りや荷物の積み下ろしは案外ラクです。

又、雨の時は、ドアが傘がわりとなって、なかなか便利です。

ただし、ドアは大きいだけあって、開閉は重いです。

リアハッチは全てガラス製で、ハイマウントストップランプなどの配線は、ガラスに直接、導電塗料でプリントされています。

リアシートは補助席レベルなので、たたんでしまって荷物スペースとし、2シーターとして使う方が実用的です。




 
























 

カスタマイズ

リアウイングの塗装が劣化してはげて来たので、赤のメタリックで再塗装しました。

この車のデザインは後ろが重い感じだったのですが、ウイングの色を変えたことで、だいぶ改善されました。

リアハッチからの荷物の出し入れは、スピーカーがじゃまになって、やりにくいです。
又、このスピーカーはかなり重いためトランクルームへのアクセスも良くなく、中にスーパーウーハーユニットが設置されているため、スペースも広くないので、工具やドアのサンシールドなどを入れておく程度の使い道です。




 
 
 
 
インプレッション
1トンを切る車重に110馬力のエンジンです。
ホイルベースが短くハンドルも良く切れるので、旋回性はかなり良いです。
ただし、FFのオートマチックと言うこともあり、フロント荷重がかなり重いので、前輪に負担をかける走り方をすると、思うように走りません。
出来るだけ直線的に減速し、脱出コースが定まったら、穏やかにふくらんでいくような走り方をすると、オンザレール感のあるクイックな旋回ができます。
規定では、前後輪の空気圧は同じですが、前輪の空気圧を少し高めにすると、バランスが良くなります。                                   
エンジンはトルク型で、トルクコンバータはストール回転数が高めに設定されているため、左足ブレーキを活用して早めにトルクをかけておくと、高トルクを生かせるのでコーナーの立ち上がりがスムーズです。
 
トランスミッションは、キックダウンの検出をメカニカルな負圧で行っているので、応答性が良くありません。
シフトダウンを行うには、手動でセコンドに落とした方が早いです。
ただしこの車の場合、手動でのシフトダウンはショックが大きく車の姿勢を乱しかねないので、シフトダウンと同時にアクセルをあおって、回転合わせをしてやった方がスムーズです。
 
シートはスタイリッシュですが、座面の出来が今ひとつで、長時間乗っていると尻が痛くなるので長距離には向きません。・・・我が家では主に買い物用です。
・・・(スーパーに買い物に行く車だから、スーパーカーなんてギャグが昔流行りましたね)
 
全体的には、タイトコーナーの多いコース向きのスプリンターです。
燃料タンクは、40L で、エンジンサイズの割には小型です。
 
 
 












































 


この時代の車はメーカーから走行性能曲線が公開されていました。

このグラフは、アクセル全開での車速と駆動力の関係を表しています。

各ギアでの駆動力」は、それぞれのギアをマニュアルで固定した場合の車速と駆動力(トルク)の関係を表しています。

各ギアでの車速と回転数」は、それぞれのギアをマニュアルで固定した場合の車速とエンジンの回転数の関係を表しています。

走行抵抗」は、0% が平地での空気抵抗やタイヤの抵抗などを表しています。


























 

グラフから読み取れること
このグラフによれば、リミッタを外した場合の最高速度は、200km/h程度と読み取れます。
(3速の駆動力と走行抵抗カーブの交点です)
4速目はオーバードライブとなっており、最高速度は3速の方が高そうです。
3速 180km/h で、エンジンの回転はほぼ最大出力(6400rpm近辺)となります。

トルクコンバータの機能により、スタート時の最大駆動力は1トンを超え、自重を上回っています。
これは、フルスロットルでの出足が相当良い事を表しています。
トルコンのストールトルク比が 2.5 と高めなのが利いて、大きな駆動力を発揮していると思われます。
ちなみに、トルコンのストール回転数は、2500rpm程度です。
(各ギアのグラフがつぶれて2700rpm近辺で収束しています)
トルコンをフルに使って大きなトルクを手に入れるには、ストール回転数分アクセルを余分に踏んでエンジンを十分回しておかなければなりません。(この時の回転数の差分がトルクに変換されます)
流して走る場合の、トルコンのロックアップは、50km/hあたりとなり、最近の車と比べると、トルクコンバータの動作領域が広いため、燃費には不利です。

フルスロットルでの、変速ポイントを書き足してみましたが、ほぼトルクの大きな所を繋いでおり、エンジンの出力を生かした加速が出来そうです。
(もう500rpm程度高い回転数で繋いであれば、マニュアルと同等なのですが)

 
 
 






















 

セラ スーパーライブサウンド システムの修理

スーパーウーハーから、音が出なくなってしまいました。

開けてみたら、スピーカーのエッジが粉々でした。
コーン紙は動いたのでエッジの劣化のみと判断し、補修用のエッジがスピーカー修理の専門店から市販されていたので、張り替え修理を行いました。

スピーカーBOXを、トランクから取り出した所。

アンプ内蔵タイプです。




 


















 


















 

スピーカーのエッジが粉々で、ほぼ無くなってしまってます。
おそらくウレタン製の為に経年劣化した物と思われます。
 

スピーカーのエッジを張り替えました。
エッジと接着剤がセットで、\3000-程度です。
・・・工賃は、D.I.Y. 。
 
















 
















 

スヒーカーBOX内部・・右下の筒がダクトになります
 

BOXに取り付けられた、ウーハー用アンプ
 
 





















 

ラジェーター交換

水漏れです・・・
純正は入手難で社外品を取り付けました。

アッパータンクの側面にクラックが入ってました。
応力疲労割れでは無いかと思います。

古いクルマの割にエンジンルームはぎっしりです。
左端のユニットはABSです。






























 






















 
 
 
消耗品以外のメンテナンスなど
 
1. ボンネット、屋根、ホイルなどの塗装が劣化してきて再塗装。
2. ドアが落ちてくるようになって、ドアダンパーを交換。
3. カーステレオのLCDが見えなくなって修理。
4. ヘッドライトが経年劣化しアセンブリ交換。
5 パワーステアリング用オイルポンプがオイル漏れを起こして交換。
6. ウォーターポンプが水漏れで交換。
7. 空調用ブロアから異音が出るようになって交換。
8. エアコンが動かなくなって、コンプレッサ、エバポレータ交換。
9. ドライブシャフトから異音が出るようになって交換。
10. 右のドアスピーカーから音が出なくなって修理(ワイヤの断線)
11. ウイングの塗装が劣化してはげてきたので、再塗装。
12. エンジンの振動が大きくなってきたので、エンジンマウントを交換。
13. 20年目で、オートマチックミッションオイルを交換。・・・変速ショックは劇的に小さくなりました。
14. ガソリンキャップが固くなって、交換。
15. ボンネットステーのストッパが破損して交換。
16. 助手席側ドアダンパー、二度目の交換。
17. O2センサのコネクタが破損して交換。(固定金具が破損して排気管に接触したため熔解)
18. ブレーキランプスイッチのあて板が破損して交換。(ブレーキランプが点きっぱなしになってしまいます)
19. ウインカーリレーの故障で交換。
20. 運転席側ドアダンパー、二度目の交換。・・・大分前から異音が出てましたが、へたりもきつくなってきたので交 換です。
21. 右側シートベルトが劣化してきて交換。・・・受注生産品ですが、入手できました。(2015年)
22. 右ドアミラーが動かなくなって修理(断線・・・ドアミラー自体も交換)
23. エンジンのクランクシャフトのオイルシール交換。(2016年)
・・・ついでに、タイミングベルト、ウォーターポンプ交換。
24. スーパーウーハーから音が出なくなりました。(スピーカーのエッジが粉々でした)(2016年)
・・・補修用のエッジが市販されていたので修理。
25. エンジンのサーモスタット劣化で交換(2017年)
26. ボンネットの塗装が劣化して再塗装(2017年)
27. 手元照明用スポットランプがぐらついてきて修理。
28.リヤ・サイドブレーキ交換・・・車検で引っかかりました。(2017年)
29.ラジエーターが水漏れで交換(2019年)・・・純正品が入手できず社外品に交換。
30. 右ドア下部が膨れてきました・・・腐食とのことで補修しました。(2019年)
31. 右のサンバイザーの固定金具が壊れました。(2020年)・・・樹脂製の筒みたいな部品が割れてしまったのですが、交換用のサンバイザーは入手できず接着剤で修理しました。
 
 
・・・細かな故障は、けっこう多いです。
狭い所にむりやり機械を押し込んであるので、温度的につらい部分がありそうです。
 
 
 
























 

SERAのサービスマニュアル CD版

紙ベースの資料をスキャンしてPDF化してあります。

これは、そんなに高価なものではありません。・・・普通にディーラーで入手できます。

セラをお持ちの方は、入手しておくと役に立つ場合があります。












 
 
 
■各種リンク

スヒーカーの修理用エッジを販売している専門店

 

http://www.funteq.com/home.htm

 
 
 
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