CBR954RRのページ
 
 
ホンダ CBR954RR 2003年型(最終型)
 
2003年 5月 購入





























 
 
 

■トラブル記録1

アイドリングでシールドからビビリ音が出て、品位を損なってましたので手をかけました。
具体的には、シールドを一旦外して、たわみを微妙に調整しながら組み直すという方法です。・・・これによってカウルとシールドの隙間が無くなってビビリ音が出なくなります・・・。
1500rpm当たりに共振点があるようで、アイドリング時と、この回転数の整数倍の回転数で、シールドが振動します。
 
 























 

■カスタマイズ1
(タチゴケ対策)

モリワキのフレームスライダーを付けました。
・・・このバイクの場合、エンジンの取り付けボルトが、カウルの換気孔に見えているので、カウルの加工無しで取り付く利点あり・・・。


■カスタマイズ2
(フレームの熱対策)

水温が上がってくると、フレームが非常に熱くなるので、タンクパッド用のゴムをフレームに貼り付けて断熱しました。
・・・夏場の渋滞でも火傷しない程度の熱さに押さえられます・・・。
 
 

■トラブル記録2

パッシングライトスイッチが、戻らなくなるトラブルが発生しました。
分解してみましたが、見た目の異常は無く、スイッチケースの歪みが大きくなって、パッシングスイッチを擦ってしまっているようなので、・・・スイッチアセンブリの交換となりました・・・原因は不明です。
 
 


















 

■カスタマイズ3
2004年 4月

メーカー純正のシングルシートカウルを付けました。

見た目は早そう?

・・・トレイの容量増大も期待しましたが、シートカウル下面は、標準シートと同様の車検証用フックとなっており、トレイの容量は変わりませんでした・・・。



 
 


















 

■カスタマイズ4
2005年 4月

ハンドルのグリップゴムを太めの穴あきタイプに交換。

標準装備のグリップだと、長時間乗ると手がしびれてきたのですが、ある程度改善されました。
・・・穴の部分が血行の改善に役立ってる?・・・

純正のグリップよりわずかに短いため、バランサーの隙間が少し大きくなってます。


 
 

■トラブル記録3 2005年 4月

警告灯が点滅するトラブルが発生しました。
点滅の内容から、「EGCV/エアインテークバルブ サーボモータ」の不良とCPUは言っているようなのでバイク屋に預けました。

見てもらったら、EGCVに砂利が噛んでロックしたため、サーボモーターが故障してしまったようで、モータープーリーが手で回ってしまう状態でした。・・・サーボモーター交換です・・・。

詳細は、下の写真を見ていただけば分かりますが、プーリーが回転しなくなったために、モーターがギアを噛み折ってしまった可能性が高いです。
こうなってしまうと、モーターが回ってもプーリーがまともに回転しないため、モーターが回り続けても指示位置にプーリーがこないため、CPUは故障と判断したのではないでしょうか。

EGCV側のプーリーに砂利が噛み込みやすい構造のようで、二個の砂利が引っかかってました。・・・CBR954RRの弱点と考えられます。

 

















 
◇故障した「EGCV/エアインテークバルブ サーボモータ」の写真

ケース及びコネクタ嵌合部ともオーリングでしっかり防水されています。

このプーリーにワイヤーが3本掛かります。
・・・一本は、エアインテークバルブの開閉、2本はEGCVの開閉・・・




 

















 

◇サーボモータ内部の欠けたギア

このギアは、駆動ワイヤのプーリーとポテンショメーターを回転させるファイナルギアです。

欠けたギアの破片が左側にたまっています。







 



















 

◇サーボモータ内部の欠けたギア2

手前のギアはモーターから駆動される、減速ギアです。

欠けたのは、ファイナルギアと、それにかみ合う前段のギアのみでした。









 
 


















 

■カスタマイズ5
2005年 6月

MRAのウインドシールドに交換してみました。

サイズは、数センチ長いだけですが、長くなっている部分が反り返っているため、効果は大きそうです。

購入から二年を経たためか、シールドを固定していたゴムナットが固くなってしまっていました。
・・・交換してしまった方が良さそう・・・。
 
 



















 

■カスタマイズ6
2006年 4月
タイヤを交換しました。

メツラーのSportec-M1です。

標準タイヤは、レーヨンラジアルでしたが、今度のタイヤは、スチールラジアルです。

初乗りの印象は、標準タイヤと比べて、路面からの外乱の影響を受けにくい感じです。
標準タイヤも路面の影響の少ないタイヤでしたが、輪をかけて安定した印象です。


 



















 

・少し乗り込んでみた印象・・・
OEMタイヤより正確な操作が要求されます。
操作が軽いせいもあり、バンク操作などは、丁寧に角度を決めないと、ねらったラインより食い込んでしまいます。










 
 

■トラブル記録4 2009年 11月

ハイビーム切替スイッチが固着するトラブルが発生しました。
ロービームから、ハイビームには切り替わるのですが、逆がうまく動きません。
何回も動かしていると動きますが、使い物にはなりません。
ハイビームは、滅多に使わないので、スイッチ内部のグリスが固着してしまったようです。
左のスイッチユニットの故障は二度目です。・・・品質的にちょっと・・・
 
 

■トラブル記録5 2009年 11月

スピードメータが、時々動かなくなるトラブルが発生しました。
エンジンが少し暖まったあたりで発生し、暖まりきってしまうと正常に動作します。
タコメータは動いており、トリップは止まっていたので、エンジン側のスピードセンサの故障と推定して、交換したら正常動作となりました。

スピードセンサは、ギアの回転を近接センサで拾っている方式のようなので、経年変化で感度が下がってしまったためと思われます。
なお、スピードセンサのコネクタは、防水構造になっておらず、端子に若干の錆びが発生していました。
 
 

■トラブル記録6 2010年 1月

エンジンの背面側から冷却水の漏れが発生しました。
エンジンの回転を上げると、ウォーターポンプから、シリンダに接続するゴムパイプの接続部からぼたぼた漏れていました。
ゴムホースのバンドを締め込んで止まったようです。
経年変化で、ゴムホースが、多少劣化してきている可能性が有ります。
 
 

メンテナンス 2010年 1月

タイヤ交換も行いました。
又々Sportec-M1です。・・・このタイヤはグリップの割に寿命が長いです。
 
 

■トラブル記録7 2010年 2月

プラグかぶりが発生しました。
寒い朝の始動で、キルスイッチが入ってしまい、始動直後にエンジン停止となってしまったのですが、再始動したら、シリンダが一本点火せず、加速時に振動が発生する状況となってしまいました。
一日放置しても、改善しなかったので、バイク屋に持ち込んで調べてもらったら、点火プラグのかぶりでした。
CBR954RRの場合、プラグを外すのは一苦労なので、この程度のトラブルでも大変です。
 
 


















 

■カスタマイズ7
2010年 2月

リムに蛍光テープを貼ってみました。
・・・あまり意味はないですが、むりやりこじつけると、夜間の予防安全?・・・

オレンジかグリーンか迷ったのですが、ギラギラ感のアップをねらって、補色のグリーンとしてみました。




 
 

トラブル記録8 2011年 5月

エンジンからのオイル漏れが発生しました。
車検整備のついでに見てもらったら、ヘッドカバーからの漏れのようで、ヘッドカバーのパッキンの交換となりました。
リアブレーキパッドも摩耗で交換です・・・22000km程度持ちました。

エンジン周りが高温になりやすいせいかもしれませんが、細かな故障が多い気がします。
 
 


















 

トラブル記録9 2011年 9月

又々、プラグかぶりが発生しました。

今回ははっきりした原因がつかめないので、熱価を一つ小さくしてみることにしました。

内側の二本は、ナット部分の金属が白くなってしまっています。
これも原因がはっきりしませんが、熱の影響が考えられます。

この状態を見ると、摩耗は問題なくても、ガイシ部の腐食等は進んでしまうので、マメな点検が必要かもしれません。



















 

◇エンジンヘッドです

エアクリーナBOXを外した状態で、ようやくエンジンヘッドが見えてきます。
エンジン内部にゴミが入るとまずいので、ガムテープで開口部をフタしてます。

今回は自分で作業したのですが、相当大変です。分解、組み立てにそれぞれ半日ずつ掛かりました。

新品のプラグは、ガスケットが当たってから、1/2回転締め込むように書いてありましたが、実際は1/3程度しか締まらないようです。

◇エアクリーナーBOXのフタを止めるビスが一本バカになってました、後日、対策せねば・・・

材質がポリプロピレンだったので、pp用の瞬間接着剤をネジ穴に塗りつけて補修してみました。
ある程度の効果はあるようです。

 
 




























 

■プラグの形状の色々

右から
CBR954RR 用 純正プラグ (中心電極が細いタイプ)
二極プラグ CBR954のフラグと同一寸法ですが側方電極が2本あります。

汎用サイズの二極プラグ 昔のロータリーエンジン用です。 
汎用サイズの多極プラグ パワーフライトイグナイターと言う商品です。
1番左は、汎用サイズの沿面放電型プラグ 側方電極がリング状です。

 
 

■うんちく・・・プラグの形状と特性

プラグの形状には、上記のプラグのように電極を細くしたタイプと、電極は太いままで側方電極の数を増やしたタイプがあります。

◇細い電極のタイプは着火性が良いので、薄めの混合気に向きますが、要求電圧が高いものが多いので、汚れてくると失火しやすくなります。
(正常ルートでスパークが飛ばなくなる)

◇側方電極を増やしたタイプは、着火性は月並みですが、要求電圧が低めで汚れに強く、燻ってしまっても何とか着火するため失火しにくい特徴があり、濃いめの混合気に向きます。
(電極がたくさんあるので、どれかの正常ルートでスパークが飛ぶ)

◇沿面放電型は側方電極を極端に増やした物と考えられますが、絶縁体が面まで上がっており、超コールドな熱価なのと側方電極がリング状で突起がないため、CDI点火でないと、十分な性能を発揮しません。
(十分な高電圧を掛けて沿面放電させないとスパークしない時がある)
用途としては、常時重負荷で稼働するエンジンなどです。

 
 

■CBR954RRの標準プラグ

 輸出用 NGK: IMR9C-9H
 国内用 NGK: IMR8C-9H ・・・国内用の方が熱価が1つ下です。

CBR954RRのエンジンは、高度なチューニングを施してあるため、環境の影響を受けやすい傾向があります。
温度や湿度の違いでトルクの出方が大分変わります。(日によって調子が違う)
又、ハイオクとレギュラーでも、アイドリングの調子が変わります。
負荷が掛かった時のノッキングはハイオクの方が少ないですが、アイドリングは、若干不調となります。

エンジンの出力が大きいため、通常の使用ではごく軽負荷で使われる事が多く、エンジンの調子を崩しやすい傾向があります。
流して走る場合は、エンジンの回転は2000rpm程度ですが、この回転だと充電がぎりぎりです。
アイドリング近くでも走ってしまいますが(最低速度は、17km/h程度です)電気は持ち出しとなります。

3000rpmを超えてくると、まともに回り出す感じがします。
これ以下では、回ってはいますが、かなり効率の悪い所で動いていると思われます。
プラグが被りやすい原因の筆頭でしょうね。

 
 

■トラブル記録10

寒さの厳しい時、セルが空回りする傾向が出てきました。
渋滞時の高温を考えて、堅めのオイルを選定していたのですが、裏目に出ている感じがします。
試しにオイルを交換してみることにしました。
・・・元々使っていたオイル・25W-50
・・・新たに選定したオイル・10W-50
低温時でも堅くならない上、高温時の堅さは同等のはずです。
ここまでワイドレンジとなると、鉱油ではなく、合成オイルとなります。

結果は、始動性がかなり改善した上、高温時にミッションが入りにくくなる問題にも効果がありました。
・・・しばらく使ってみよ〜
 
 


















 

トラブル記録11 2013年2月

キルスイッチが不調で、触ると一瞬切れる不具合が出てきたので、アセンブリ交換しました。

右側のスイッチユニットは、アクセル・ワイヤーを外さないといけないのですが、インジェクター部分をゆるめないと、ワイヤーが外れないので、エアクリーナBOXの脱着が必要となりました。
又、コネクタもエアクリーナBOXの下にたくし込まれています。
・・・結構大変です・・・
 
 



















 

トラブル記録12 2015年1月

フロントブレーキでブレーキランプが点灯しなくなりました。

スイッチの不良です。
写真は、カシメを壊して開封した所です。
動作は正常で、接点の荒れもそんなにたいしたことは無かったですが、油がかなり入り込んでいたので、接点に油の汚れが回った感じです。

スイッチ自体は防水構造ではなく、水抜き穴が開いていて外気と導通してます。
・・・たぶんオゾン対策。
 
 


















 

メンテナンス 2015年10月

タイヤを交換しました。
メツラーのSportec-M5 です。

最新タイプは、M7ですが、財力の問題もあり、1つ前の型としました。

トレッドパターンはM1と大きく変わっており、縦溝が強調されてます。





 




















 

ちょい乗りの感じでは、前のM1と比べて、よりスポーツタイヤの特性がはっきりしてきてます。

タイヤのプロフィールが、よりオムスビ型になってる為と思われ、倒し込みはM1よりさらに軽い感じです。
外乱の影響も受けにくくなってます。








 
 

■メンテナンス 2017年5月
車検整備でチェーンを初めて交換しました。
33000kmほど保ったことになります。
歴代バイクの中で、最も長持ちしました。
国内仕様のため、エンジンの出力が半分強しかないのも影響しているかもしれません。
 
 

■メンテナンス 2017年8月
ハンドルのセンター近辺で引っかかりが出るようになったので、ステムベアリングを交換しました。
34000km ほど保ちました。
ステムベアリングと駆動チェーンは、バイクの寿命的なボトルネックとなっていますが、長寿命化する名案はなかなか無いようです。
 
 
 

■トラブル 2018年 3月
シートにひび割れが出来てしまいました。
アセンブリ交換です。
・・・経年劣化でしょうね・・・
 
 

■メンテナンス 2018年 3月
ハンドルグリップが大分摩耗してきたので交換しました。
 
 

■トラブル 2020年
17年 4万Km ほど通勤主体で走りましたが、オイルが異常に減るようになってしまいました。
外部には漏れてないようなので、シリンダに漏れて燃えてしまってるようです。
ちゃんと修理するためにはエンジンを開けないといけないので、どうするか考え所です。
 
 
 
■リンク

http://www.bb.e-mansion.com/~touhenboku/Prot/CBR954/954_1.htm

 

CBR954RRの分解修理の載っているサイト。
 
 
 
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