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2015年10月ロールアウト
4代目・・次期主力機
2016年4月からメインコンピュータに昇格しました。

ケース:
 COSMOS II RC-1200-KKN1
マザーボード:
 
Supermicro X10DAX
CPU:
 
Xeon E5 2630v3
 8コア×2 2.4GHz
メモリ: 32GB
ストレージ: SATA HDD 3TB RAID1
ビデオカード: GTX980 Ti S.A.C
電源:
 
Pratimax EPM1000EWT  1kW
OS:  Windows10 Pro 64bit
モニタ:
 DM4065UC
 4K解像度 3840×2160 40インチ
 

■3代目の製作から間が空いてしまったため、コンピュータの規格や使い方がかなり変わってきてます。
使い方については、しばらくは手探りで色々試してみるようです。

ネット情報の検索タブレットで十分な時代となりました。
デスクトップ・コンピュータは情報制作の方に活用する方向になりそうです。

最近の情報制作では、文書だけではなく画像情報もふんだんに取り入れるのが当たり前となってきています。
コンピュータの機能としても、文書だけではなく、画像情報も自由に制作出来る性能が必要と思われます。
今回のコンピュータは、これを踏まえて高精細大画面のモニタと、これを生かすシステムを模索してます。

情報の出力がデジタル媒体の場合、紙媒体と違って、マルチメデイア的な複合コンテンツを実行することができます。
こう言った情報の制作では、高性能なデスクトップが威力を発揮するのではないかと思います。

◇高精細大画面の用途はもう一つ、コンピュータゲームの世界があります。
リアリティを追求していくと、高精細でリフレッシュの早い大画面が要求されます。
この方向は、最終的にはバーチャルリアリティの世界に行くのではないかと考えています。
この場合の構成は動画処理が主体となるため、CPUよりGPUの強化が必要です。
 
 

















 

マザーボードにCPUとメモリを取り付けた所です。

CPUは並列処理を重視して、クロックよりもコア数を優先しました。

最近のCPUはボトルネックがデータ伝送帯域となっているので、高クロックが十分生かせなくなってきてます。







 
 

















 

マザーボードの裏面です。

PCIeコネクタへの配線量が相当あります。

CPU裏面には、補強金具が実装されています。









 
 

















 

CPUにヒートシンクを取り付けた所です。

筐体の上面に熱気を抜く実装としました。












 
 






























 

マザーボードを筐体に組み込んだ所です。

筐体上面はファンを増設して、3連ファンとしています。

今回の構成では、冷却用の空気は吸い込みよりも吐き出しの方が多いので、ケース全体では負圧となり、色々な隙間からケース内部に空気が流れ込みます。




















 
 

















 

電源のファンガードのネジが筐体に当たって、取り付け出来なかったので、筐体側を削って加工してます。

筐体の電源取り付け穴はあと少し大きいと良かったですね。

この加工により、電源のファンが上側に来る方向なら、実装可能となりました。







 
 

















 

マザーボードのチップセットとビデオカードの冷却用に、内部にもファンを増設しました。

元々は天板のファンだったので、移設ですね。










 
 






























 

部品が組み上がった状態です。

このケースは相当巨大ですが、使い勝手は良く、精度も出てます。

HDDは、下部のストレージエリアに実装し、正面側は何も実装せず、冷却風の通り道としてます。
風の流れは、正面から入って、上に抜けるルートです。

HDDのトレイは樹脂製です。
(強度と冷却の面では不利ですが、振動と重量面では利点です)

3代目のケース、CMSTACKERの後継ケースと思われますが、相当大型化してます。
重量もケース単体で、22Kgくらいあります。(中身が入ると、30Kg位)









 
 






























 

ケースの右側面(裏側)は、配線スペースです。

電源配線が届かないので、延長ケーブルを繋いでます。
この場合、延長コネクタが基板裏面に当たるので、点検孔をアクリル板で塞ぎました。

電源は、筐体加工の都合により、ファンが上を向く方向で搭載しました。
この場合、電源の内部基板は底面となるので、電源OFF時の放熱は有利です。
筐体は穴だらけなので、通風上の問題はなさそうです。
(通電中は、どうせ強制空冷)













 
 

















 

3代目のコンピュータをリモートデスクトップで呼び出して見た所。

画面サイズは、自動的にフルサイズに広げられるようです。
(3代目本来の画面より相当広大です)










 
 

■製作時のトラブル記録

◇上にも書きましたが、電源ユニットがそのままでは、筐体に入りません。
規格品では有りますが、細かい所はあやふやな規格なので、こういった問題が発生します。
大規模な加工は面倒だったので、電源と筐体の当たる所のみヤスリで削りました。
電源のファンを下向きに搭載しようとすると、大規模な加工をするか、ファンガードを外してしまうかしか方法が無くなります。

◇天板のファンを3連に増設した場合、フロント5インチベイの最上部はファンが干渉してしまい使えません。

・マザーボードに付属のヘルスチェックプログラムと、RAIDユーティリティがうまく動かないようです。
・・・インストールそのものは出来てるようなのですが・・・調査中。

◇モニタとディスプレイポートで接続しようとして、モニタの付属ケーブルを使ったのですが、全く画像が出ませんでした。(HDMI接続だと動くが30Hz Maxとなってしまう)
・・・ケーブルを買い換えることで4K 60Hzで動作するようになりました。
モニタ付属ケーブルには、品質上の問題が有るかもしれません。

モニタそのものは、コストパフォーマンスとしては、かなり上出来です。
・・・価格なりの作りではありますが、必要な性能は持ってます。
簡素な作りなので、重量が軽いのも良いですね。

◇アプリケーションには、動かないのが幾つかあります。
現時点ではWindows10システムは、まだまだ対応途上で、色々地雷がありそうです。
 ・・・テスト中。・・・Adobe や AutoDesk などのクリエーター系のアプリが地雷を踏んでます・(T_T))

※マザーボードに付属のヘルスチェックプログラム(SuperDoctor5)は、Windows10対応バージョン(V5.3.0 bild.643)が出ました。→2017年に5.5.0 bild.784 にアップしました。
RAIDユーティリティは、メーカーのWindows10対応が間に合ってないようです。

 
 

■トラブル記録-2

※Windows10対応のRAIDユーティリティがようやく出てきました。
HDD用のチップセットがインテル製なので、Rapid Storage Technology enterprise を使います。
マザーボードのWindows10への正式対応完了に気がついたのが2017年なので、それからRAIDユーティリティを取りに行った為、ロールアウトから2年近く経過してしまいましたが、漸く基本的なツールが揃ってきました。

◇マザーボードにオーバークロックの設定があったので、レベル3を試してみましたがUSBの動作が不安定となるようです。・・・確実を期すなら定格動作の方が良さそうです。
CPUのターボ設定ONは問題なさそうです。

◇ヘルスチェックプログラム(SuperDoctor5)の奇妙な振る舞いが発覚しました。
電源OFFのシャットダウン状態からコンピュータを起動した場合は、SuperDoctor5 は正常に呼び出せます。
所が、電源ONのままで、OSを再起動した場合は、SuperDoctor5 を呼び出そうとしてもエラーとなってしまいます。・・・原因は不明です。

※エラーの状態で、タスクマネージャーのサービスを見るとSD5が停止になってました。
手動で開始を指示すると、SuperDoctor5が動くようになるようです。
→Windows10のバージョンが 1803 に上がったら、SuperDoctor5 が起動しない不具合は解消しました。


 
 
















 

マイクロソフト タッチマウス
(3KJ-00033)

へんなマウスを見つけたので、ゲットしました。

クリックはやりやすいのですが、ホイル部分の操作はスムーズでなく、今ひとつです。
アイデアは面白いですが、まだ改良の余地がありそうです。

頑丈そうな作りで、耐久性はありそうです。

 

◇しばらく使って見た感想・・・
電池の持ちが良くありません、通常の使用で2ヶ月程度で電池交換となってしまいます。

タッチ操作は、まだ改良の余地があり、感度の問題と思われる誤動作や、あまり使い手の無いアクションなど色々問題があります。
画面上のスライド操作と同等のアクションがマウスのタッチ操作で出来るようになると良いですね。

センターボタンの機能が無いようです。
ホイルを押してドラッグ。。。と言うような動きがうまくできません。
CAD系のアプリでは問題となりそうです。
 














 

エレコム トラックボール
(M-XT4RBK)

左手用のトラックボールを見つけたので、ゲットしました。

トラックボールを本格的に使うのは初めてですが、使って見た感じでは細かい線を引くには向きませんが、大きくカソールを動かす場合は一気に移動出来るため使い良いようです。


 

このタイプのトラックボールはマウスと使い方が似たタイプなので、初めて使う場合も違和感は少ないです。
CADでもスナップを生かせば使えそうです。
 
 















 

マイクロソフト
スカルプト エルゴノミック キーボード ビジネス (5KV-00006)

久しぶりにエルゴノミックタイプのキーボードを買ってみました。
(黒いキーボード)

今度のは、ワイヤレスで、テンキーも分離してます。
キータッチは、ノートパソコンのような、ストロークの浅いタイプです。
手前の手を置く部分はクッションになってます。

下の写真のように、旧モデルと比べると幾分小型になって、デザインも洗練されてきてます。

◇しばらく使って見て・・・
無線が思ったより飛びません。
PC背面にUSBドングルを挿した状態では動作が安定しないため、ディスプレイ背面のUSBコネクタにドングルを移動しました。
・・・金属ケース等の影響があるのかもしれません。
電池は一年程度は持ちました。



 
















 

白いキーボードの方はだいぶ前に購入した、マイクロソフト ナチュラル キーボード プロ
(RT9401 V:5FTWRJP)です。

PS2コネクタ用なので、今回のマザーボードには使えません。 
(このマザーボードはUSBコネクタしか付いてないので・・・)
このキーボードも使いやすいのですが、ちょっと大きすぎです。

一般的な109キーボードはスペースキーが小さいので、漢字変換でミスタイプが発生しやすいのですが、この手のキーボードは大きなスペースキーが付いているので、ミスタイプが少なくなります。
ローマ字入力のみなら、101キーボード(英語用)を使う手もありますが、ひらがな入力を前提とすると、JIS配列のキーボードでないと役にたちません。 (親指シフトは脇においときます)
 
 

















 

PC用スピーカー
BOSE社  Companion 5
maltimedia speaker system

スピーカーをセットしました。
スーパーウーハーとサテライトスピーカー2個の構成です。
USB接続なのでS/Nが良いです。
使い勝手も良好です。

コンピュータと連動して自動起動しないのが、惜しいです。
(スリープは自動です)



 

















 

周波数特性をおおざっぱに取ってみました。
(緑のグラフは暗ノイズで、赤が測定データです)

音質は、割と軽めに作り込んであるようです。
低音はかなり伸びてます。
高音は抑え気味ですね。

BOSEのスピーカーは、ピュアオーディオとしては、色々意見はあるようですが、PC用スピーカーとして見た場合は、疲れない良い音で分解能も高いようです。
(このスピーカーの場合、高音が抑え気味の為か、アタックが少し弱い感じです)
 

■うんちく
このスピーカーは、ニアフィールド用に設計してあるらしく、ほぼPC専用と考えてよさそうです。
PC用の距離でセッティングをした場合、音場などがきれいに創造されるようです。
距離が離れると貧弱な音になってしまいます。
創造される音場は、スピーカー位置より後ろに定位されるようで、落ち着いた感じとなります。

今回の用途では、モニタが40インチと大きいため、左右のスピーカー距離が開いてしまうので、サテライトスピーカーを少し内向きにセッティングして、定位を安定させてます。

 
 
 






















 blender Ver2.78a の編集画面です

3D CG ソフトを動かしてみました。
フリーソフトの「blender Ver2.78a」を使ってます。
このソフトはフリーとは思えないような高機能な3D統合ソフトで、CAD的な使い方も出来るようです。

CGはなかなか使いこなせてないですが、このコンピュータ向きのアプリケーションに思います。
このソフトがもう少し使いこなせるようになれば、画材として面白いですね。
今まで立体造形は、彫刻系統しか無かったのですが、CGを使えばもう一つの表現方法として使えます。

以下のCGは blender Ver2.78c を使いました。

 
 






















 回転体のテスト























 ヘア機能を使った草原のテスト
 
 






















 透明素材のテスト























 樹木の自動生成機能のテスト
 
 






















 螺旋(渦巻き)のテスト






















針金の書き足し、線香の火の表現改良 (Blender Ver: 2.79a 使用)
 
 

blenderのアドオンに、Render Auto Size と言うのが有るのを見つけたので有効にしてみました。
これは、Cyclesレンダーの処理タイルのサイズを自動的に最適化してくれる物のようです。
アドオンが無効の状態では、レンダリング演算をCPUにやらせた方が早かったのですが、アドオンを有効にすると、GPUに演算をさせた方が早くなりました。(18%程度向上)

CPUでは32個のタイルが同時に処理されますが、1スレッドで処理できるデータサイズが小さいために、タイルサイズを大きくできません。
GPUの場合は、同時に処理できるのは1個のタイルのみですが、データサイズを大きくできるため、タイルのサイズを大型化できます。(ベクトル演算の威力ですね)
トータルのタイル数が少なくなれば、同時処理できるタイルが一個でも、トータルでは早く処理できることとなります。(演算速度は同じくらいとしても)


 
 





















 

blenderがメジャーバージョンアップして、Ver.2.82a となりました。
機能も上がってますが操作体系が大きく変わってました。
blenderは元々独特な操作体系でしたが一般的な操作体系に変わってきてます。
慣れるために描いて見たオブジェで黄鉄鉱の結晶をモチーフにしてます。

 
 




















 

黄鉄鉱のモチーフに手を入れてガラス質のオブジェにしてみました。

 
 
 
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